10 2024.1 ちくわとまるてんについて いつから一緒なのか本人達もよくわかっていない。 気付いたら泥棒しないと食べられない生活だった。 親父のシマで盗みを働いたがためにとっ捕まり、そのままハルピュイアの店で雑草抜きの仕事をしている。 あったかいご飯とふかふかの布団が毎日堪能できてまるてんは大喜びしているが、兄のちくわはいつこの幸福を失うのかと恐怖している。 ハルピュイアは笑う。いつか捨ててやるから今のうちに存分に堪能しておけと。 だが、プクリポ大好きファーブニルの癒し要因でもあるため、その日がくるのはだいぶ先の話のようだ。